喫煙

「ときのクリニック」様あての記事作成
一応これで、高血圧の生活と食事についての記事はひと段落です。


次回も記事作成依頼があるといいんですけど・・・(*'ω'*)



喫煙の害


喫煙は、ガンや脳卒中、循環器疾患、呼吸器疾患、
糖尿病、歯周病をはじめとした、多くの病気と関係しています。
含まれる成分は殺虫剤と同じものですから、
体には毒であり、吸って得なことは何一つありません。


喫煙をはじめた年齢が若いほど、
総死亡率も高くなるので、若い方はすぐに禁煙しましょう。


また、女性の喫煙では、妊娠出産の影響として、
低体重児、早産や、子宮外妊娠、前置胎盤などがあげられます。
なお、受動喫煙であっても、
乳幼児突然死症候群の原因になるとされていますので、
パートナーの方の禁煙も必要なことになります。


その他、喫煙していて困ることとして、
疲れやすくなったり、吸わないと眠たくなることもあります。
さらに、肌や血管の老化が早まり、冷えやすくなります。



心身におこるできごと


一酸化炭素


喫煙すると一酸化炭素を吸引することになります。
血液中のヘモグロビンと強く結合してしまい、
酸素と二酸化炭素の運搬がうまくおこなわれなくなります。


その結果として、酸欠となります。
体のほうでは赤血球数が増え、対応しますが、
鉄やビタミンB6やB12の不足から、疲れやすくなったり、
手足がしびれるといったことがおこることがあります。


ニコチン


ニコチンは血管を収縮させるため、
末梢の細い血管で血行不良がおこりやすくなります。
もちろん、血管が縮み細くなるため血圧も上がります。


また、女性ホルモンの分泌を抑制するため、
生理不順や月経前症候群(PMS)を引き起こします。


さらに、血液中の善玉コレステロール(HDL)を
悪玉コレステロール(LDL)に変化させるため、
血管壁に汚れがたまりやすくなり、
動脈硬化の原因になります。


脳内においては、ニコチンを取り込んだ時から、
ニコチン依存となります。
タバコを吸って2時間ほどたつと、
血液中のニコチンが少なくなり、
不安感やイライラなどの、
離脱症状がおこるようになってしまいます。



禁煙の方法


禁煙をはじめる日を設定する


休日に喫煙本数が多いなら勤務日に、
逆に、仕事の日に喫煙本数が多い場合は休日からはじめましょう。


離脱症状の対処を考えておく


禁煙開始から2~3日をピークとして禁断症状が現れます。
個人差はありますが、2週間まで下記のような症状が続きます。
・タバコが吸いたいと思う
・眠気
・イライラ
・頭痛
・体がだるい


タバコが吸いたいと思ったときの、
代わりになる行動を事前に考えておくと
禁煙がスムーズにいきます。


例えば・・・。
・起床時タバコを吸っていたかわりに、顔を洗う
・食後は、歯磨きをする
・飲み物をのむ
・通勤中の車の中では、歌をうたう
・職場の休憩中に吸わないように、禁煙宣言をしておく
・深呼吸をする
などです。



タバコの良くない点と禁煙の良い点を書き出しておく


タバコを吸いたくなったときに、
書き出したことを読み返してみるとよいでしょう。


例えば次のようなことです。


タバコの悪い点
・1か月で○○円の損失になる
・疲れやすくなる
・心臓や肺、血管によくない
・死亡率があがる
・ニコチン依存による小さな不安が2時間おきに起こる
・ガンにかかりやすくなる
・タバコの匂いがする
・動機や息切れをしやすい


禁煙の良い点
・食事をよりおいしく感じるようになる
・1か月○○円節約できる→○○が買える
・心臓や肺、血管などの老化が抑制される
・ニコチン依存から抜けるため、
 2時間おきのイライラが起こらなくなる
・悪玉コレステロール値(LDL)が下がり、
 善玉コレステロール値(HDL)が上がる
・タバコの匂いがしなくなる
・動機や息切れをしなくなる


最後に、禁煙をより成功しやすくするためには、
禁煙外来を利用するのもよいでしょう。

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