ナトリウム(Na)
摂りすぎることで、血圧が上がったり、
体液が細胞にたまり、むくみの原因になる成分として有名です。
他には、胃がんや食道がんの原因にもなるとされており、
注意が必要です。
生活習慣病予防の目標値は1日に6~7gです。
近年の日本では、平均として男性11g、
女性9g摂取されており、いまだ摂りすぎの栄養成分です。
摂り過ぎを緩和する方法として、
水分とともに、野菜や果物に含まれるカリウムを摂取すると、
体外へのナトリウム排泄が促されます。
成人体内に、約100g含まれています。
1/3は骨格に、残りは細胞外液中、
リン酸塩として体液に含まれています。
その摂取形態は、主に食塩としてであります。
ナトリウムの働きとして
・筋肉・神経の興奮を抑える
・血漿などの細胞外液の浸透圧保持の調節
・体液のアルカリ性を保つ
・ブドウ糖などの腸管吸収、カルシウムなどの細胞膜浸透に関与
長期に及ぶ欠乏の場合、
消化液の分泌が減退、特に胃液が減少します。
また、食欲が減り、倦怠、精神不安をきたします。
急激な欠乏の場合は、倦怠、めまい、無欲、失神など。
多く含まれる食品に、
食塩、淡色辛みそ、コンソメ、梅干し、こぶ茶
などがあります。