ビタミンB12は、年齢とともに不足しがち
ビタミンB12はコバルトを含む化合物で、コバラミンといわれています。
赤い色が特徴的なビタミンです。
DNAを合成したり、神経の働きを正常に保つのに働いています。
アミノ酸の代謝にも関係しています。
弱酸性、アルカリ性、光によって分解されます。
水に溶ける性質がありますから過剰症の心配はありません。
なぜならば、尿に排泄されるからです。
欠乏症として・・・悪性貧血、神経疾患、倦怠感、疲労感、痛みがあります。
ほかには、萎縮性胃炎や舌炎、食欲不振といった消化器症状がみられることもあります。
神経疾患とは、しびれや痛み、脱力感、感覚が鈍くなるなどの症状です。
吸収には胃液の内因子が必要なので、胃全摘出等で胃液が出なくなると、欠乏症になるおそれがあります。
高齢の方は、胃の酸性度が低下して、ビタミンB12の消化吸収がうまくいきにくくなりますので、サプリメントで補ってもよいでしょう。
菜食主義者は不足しがちです。
どうしてかというと、動物はビタミンB12を体内で利用しますが、植物はそうではないので、菜食主義だと摂取する量自体が減るからです。
50歳以降の方は約3割の方が不足しがちであるといわれています。
年齢が高くなるにつれて意識して摂ってきたいビタミンです。
多く含まれる食品は・・・
アサリ、しじみ、さんま、レバー、海藻、卵、チーズなどがあります。
おすすめレシピ
「卵とほうれん草のココット」
卵 1個
ほうれん草 1/4束
とろけるチーズ30g
・ココット皿(小さな耐熱皿でよい)に、卵を割り入れる
・ほうれん草をレンジで加熱して一口大に切り卵の脇にのせる
・上からチーズをかけて、レンジで温める(500W2分)
アリナミン
https://alinamin.jp/tired/vitamin-b12.html