銅(Cu)
銅は、成人体内に70~100㎎含まれており、
筋肉・骨・肝臓に多く分布しています。
その働きは、
骨髄でヘモグロビンを作るときに役立ちます。
また、腸管からの鉄の吸収を助けます。
骨や血管壁を強くする「エラスチン」の生成を促進します。
他には、
活性酸素を除去して老化予防に役立ったり、
メラニン色素の生成を助け、毛髪の健康を保ちます。
不足すると、ヘモグロビンの成分が減少し、貧血になります。
骨折や変形をおこすこともありますが、
普通の食生活をおくっていれば、まず不足することはありません。
過剰症は、
下痢、嘔吐、貧血、肝障害ですが、
銅食器に、酸味のある食べ物を盛り付けた場合、
溶出したものを食べて、ひきおこす可能性はあります。
多く含まれる食品として
牛レバー、イイダコ、しゃこ、ホタルイカ、そら豆
干しエビ、ココア、湯葉などがあります。