ひじを伸ばすと痛いのは・・・
腕の筋肉が関節に付着している部分に、
繰り返し強い力がかかって、
細かい断裂や炎症が生じていると考えられます。
痛みや炎症のせいで、
伸び切らなくなってしまうこともあります。
関節自体は、
筋肉や骨のように鍛えたり強くすることが難しい部分です。
年齢の影響を受けて、軟骨がすり減ったり、
筋肉の付着部分は硬くなっていきます。
それにより痛みが出やすくなっている場合もあります。
年齢が高くなってきたら、
積極的に関節やを腱をストレッチしたいものですね。
☆肘の「内側」が痛くなる原因☆
手のひらを、
手首側に曲げるような肘の運動を繰り返すことで、
肘の内側の腱を傷めて、炎症をおこします。
≪原因① テニス ≫
抵抗がかかる状態で、
手首を何度も手の平側に曲げると傷めやすいといえます。
強いサーブを打ったり、濡れて重くなったボールを打つ。
ラケットが重い、グリップが細い、
ガットの貼りが強いのも原因になります。
≪原因➁ 野球の投球ややり投げ ≫
何度もボールを投げると、
手の甲側に曲げる筋肉が疲労してケガや故障の原因になります。
やり投げも同様に、
反動をつけて手の甲側に筋肉を曲げるため、
腱を傷めてしまいやすいです。
≪原因③ バレーボール ≫
飛んできたボールを、
ブロックするなど手の平側に飛ばす時に、
無理な力が加わって腱や筋肉を傷めやすいです。
≪原因④ ゴルフ ≫
上から振り下ろす動作をすると、
腱の断裂の原因になります。
例えば右利きの人が打つ場合、左腕で引っ張るのではなく、
右手だけで振り下ろすと傷めやすいといえます。
≪原因⑤ まな板と包丁をつかう、タイピング ≫
手の平側に手首を曲げながら、
手の甲側に向かって力が何度も加わるため、
手首や腕の内側の腱の微小断裂が起こりやすいです。
☆肘の「外側」が痛くなる原因☆
≪原因① テニス ≫
飛んできた重さのあるボールを、手の甲側で打つことで、
腕の外側の筋肉や手首の腱に負荷がかかります。
それにより、肘の筋肉の付着部の筋肉がこまかく断裂し、
炎症が起こります。
≪原因➁ バレーボール ≫
片手でレシーブをするなどして、
前腕の外側の筋肉に負荷がかかった場合に、
肘の外側を傷めてしまうことがあります。
≪原因③ 何度もねじを回す ≫
力いっぱい何度もねじを回すことで、
前腕の筋肉に負荷がかかり肘を傷めることがあります。
≪原因④ 重いものを持ち上げる ≫
順手で、重いものを引っ張り上げる動作をすることで、
腕の前側の筋肉に負荷がかかり、
肘部の腱にも炎症が起きやすいといえます。
≪原因⑤ ボートを漕ぐ ≫
オールを順手でもち何度も上に引っ張り上げることで、
前腕の筋肉が肘に付着している部分に負荷がかかり、
炎症がおきてしまいます。
セルフケア
対処法①
安静にする仕事やスポーツ活動を中止して、
出来るだけ肘や腕を使わないようにします。
安静にすることで、筋肉や腱の炎症が鎮まるのを待ちます。
多くの場合2~3週間は安静にしたほうがよいようです。
湿布や痛み止めなどを併用して、過ごしましょう。
痛みが強い場合は、腕を使わないことです。
対処法➁
ストレッチ、温める腕を伸ばしたまま、
反対側の手で手指関節を、内側に掌屈させます。
手首を反らす筋肉を伸ばして柔軟にすることで、
腱にかかる負担を減らすことができます。
痛みが軽減されてきたら、こまめに行いましょう。
温めると筋肉の伸縮がスムーズになりやすいので、
入浴時に行うとよいでしょう。
スポーツに復帰後も、プレーの前後に行いましょう。
対処法③
装具を使用する痛みが軽減されてきたら、
動くときに、肘サポーターやエルボーバンドを装着しましょう。
肘の近くの筋肉を押さえて安定させることで、
痛みを軽減します。
動作を行うときに装着して、眠るときなど安静時にははずしましょう。
対処法④
冷やす患部に痛みがあれば、氷水やおしぼりなどで冷やしたり、
冷湿布などをします。
痛いのは炎症が出ているということですが、
それを鎮めるために冷やします。
運動したり、動作を行った後に痛みが出たらすぐに冷やしましょう。
冷湿布を眠るときにしていると、
気になって眠れなくなることがあります。
眠っているうちに、はがれてしまうこともありますので、
起きているときにしましょう。
対処法⑤
筋力トレーニング痛みが引いたら行いましょう。
① ダンベルや500㎖ペットボトルを順手でもちます。
② 前腕はテーブルの上に、図鑑などに乗せて固定します。
③ 手首を手の甲側に曲げます。
④ ①~③を繰り返します。
手首や握力が強化されて、日常生活や運動中の肘のケガの予防や、
腱鞘炎の防止になります。
8~12回を1セットとし、
3セットほどを目安に行うとよいでしょう。
痛みがないときに、入浴中などに行うと動かしやすいかと思います。
筋トレ前に、手首をブラブラと振る運動をするとよいようです。
筋肉があたたまり、痛みが出る予防になります。
・症状が2週間以上続いている
・激痛がある
・腫れている
・こわばりがある
といった症状がある場合は病院に受診しましょう。
腱ではなく関節を包んでいる膜に炎症が起きている。
または骨折しています。
こわばりがある場合は、リウマチなど他の病気の可能性もあります。
放置することで、物がつまめなくなったり、
骨の付着が適正でなくなり不便になります。
リウマチやストレス性の炎症の場合は、
治療法が違うのでなかなかなおりません。
整形外科やリウマチ科、内科、精神科、神経科などで診てもらいましょう。
リウマチは免疫の病気なので、
整形外科よりも専門のリウマチ科でもよいでしょう。
内科の場合は痛風が原因の場合です。
精神科や神経科では、ストレスや不眠がある場合です。